自然林で育った 一枚板テーブル原木
林には大きく分けて人工林と自然林があります。
人工林とは苗付、植樹、幼齢期には除草、下草刈り、つる切り、間伐、枝打ち等、人の手によって管理育成された林です。特徴は多くの場合、同じ種類、同じ大きさの木が並んだ林です。日本国内の林では約4割が人工林です。
自然林とは文字通り人の手が加えられていない自然のまま育った木々の林で、人工林とは異なり種類や大きさの異なる木々が並んでいます。
一枚板テーブルの原木となる木は直径1m程の大きさが必要なで、なかなか人工林で林業として育てられた木々であることは稀で、ほぼ自然林の木です。
自然林の中で、なんらかの環境の偶然等により、ひときわ大きく育った木が一枚板の原木です。
林の木を一本だけ伐採し搬出することは、ほぼ不可能で、一定の面積を伐採し伐採後の林の処理をする必要もあります。
人工林の木は製材としての利用を考えられていますが、自然林の木は建築材としては使いづらく、粉々にしてパルプ材として使われることが多いです。そのパルプ材の原料になる木のなかに、家具として新たな魂を得る一枚板テーブルの原木となる木が紛れています。
欅 ケヤキ